口の中の細菌が意外な病気の原因に!

案内人

生活習慣病の因子は、栄養・運動・休養・タバコ・アルコール・歯の健康と言われているのをご存知ですか?

 

今までは、歯の健康が一番盲点でしたが、近年は、口の中の健康が、見た目や体の健康に大きくかかわってくることが分かってきているそうです。

 

口腔フローラーって聞いたことありますか?

これは、口に中の歯垢のヌルヌルとした菌の被膜で、例えるなら、流し台やお風呂場の排水溝のヌルヌルした細菌と同じようなもの。その細菌の種類は100億種類あり、口の中の口腔フローラーには約700種類の菌がすんでいるそうです。

 

そして、その菌の比率が健康に重要なカギを握っていると考えられているんです。その比率を調べる方法は、歯科で歯垢をとり顕微鏡で調べます。

  • 悪玉菌は・・・細長いらせん状
  • 善玉菌は・・・丸い

顕微鏡で調べて、悪玉菌が多くすみついている場合は口腔ケアを見直す必要があります。歯磨きを毎日しっかりしているつもりでも、歯ブラシが歯と歯の間に入ってないことがあり、古い歯垢が蓄積され悪い菌が増殖し歯周病が発生して骨が抜けやすくなってしまいます。

 

それだけではありません。このようなバイキンが増えると歯と歯茎の組織が破壊され炎症がおきてしまい、歯周組織から悪い細菌が血液中に侵入して行き、血管が傷み、高血圧など身体に様々な悪さをしてしまうのです。

 

こんな例も!肝臓の数値GPTが急激に上昇!

これは、テレビで紹介されていた女性の例ですが。その女性の肝臓の数値が異常に高くなり病院で良く調べてみると、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)と分かったそうです。脂肪肝は様々な原因が加わると発生してしまい肝硬変に進む場合もある恐ろしい病気。

 

主な原因は、肥満や偏った食事と言われていますが、その患者さんは、食生活では全く問題が無かったそうです。

 

そこで、医師が「最近、何か気が付いた変化はありませんか?」と聞いたところ、その女性から「強いて言うなら、歯を磨くと血がにじむ」と言う事を聞き、医師は歯周病の治療を勧めました。

 

そして、治療が終了した4か月後に、もう一度数値を測ると、なんと!肝臓の数値GPT(ALT)の数値が2202→28(基準値〜30)に下がったそうです。その患者さんを、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)を発症させた菌が、悪玉菌の中でも超悪玉な『ジンジバリス菌』です。

 

さらにアルツハイマーも?

また最近は、アルツハイマー型認知症で亡くなった方の脳を調べてみると歯周病菌が沢山出てきたという新しい知見が世界中から報告されているそうです。歯磨きは虫歯予防だけではなく、全身的な疾患の予防につながる事が分かってきたそうです。

 

しかも、4人に1人は歯周病とも言われています。そうならないためには、しっかり口腔ケアを行うことが大切なんですが、ではどんなケアが良いのでしょうか?

 

インフルエンザにかかりやすい

インフルエンザの感染原因を長年研究している、東京歯科大学 奥田克爾 名誉教授の話によると、インフルエンザにかかりやうし人の差は口の中をきれいに清潔にしているかどうかの違いなんだそうです。

 

インフルエンザが感染する原因は、インフルエンザに感染した人のウイルスがクシャミや咳で飛散したウイルスが、口や鼻から入り込むことが原因です。

 

ウイルスが口や鼻から入り込むと最初に上気道と言う粘膜に付着します。その時、口の中にたくさんの細菌があると、インフルエンザのサポーターになって、上気道の粘膜の中に押し込んでしまうのです。

 

そして、インフルエンザが発症してしまう。常に、口の中をきれい清潔に保つことで、細菌が少なくなりインフルエンザを予防することができるんですね。

 

●予防策は、
歯磨きやうがいもたいせつですが、舌磨きも大切なんだそうです。ですが、歯ブラシで舌を磨くのはNGです。
舌には味を感じる味蕾と言うのがあり、歯ブラシ使って磨くことでその味蕾が傷つき味を感じる事が出来なくなるそうです。

 

指にガーゼを巻いて、奥から前に、側面や裏面も磨く。最後はマウスウォッシュなどで口の中を殺菌すると完璧です。

 

また、鼻をいじるのもNGです。

 

 

 

 

 

最新の口腔ケア

歯磨きを毎日ちゃんとしているつもりでも、どこかに磨き残しができてしまいます。するとそこに悪玉菌が徐々に増殖してしまいます。特に歯と歯の間はどうしても磨き残しができてしまう所。

 

自宅で行う口腔ケアだけでは疾患を完全にコントロールすることは出来ません。ですので、3、4か月に一回は歯医者に行って専門的なケアを行うのが理想的です。

 

そうすることで、いくつになっても健康な歯を保つことができ、自分の歯で噛んで食べる事ができるのです。では、現在はどんな治療方法が行われているのでしょうか。

 

 

・最新治療『3DS』

歯のクリーニングを行いきれいにしたら、歯型をとりマウスピースを作ります。自宅で1日2回自分にあった薬をマウスピースの中に入れて5分間歯磨きの後に付けて、集中的に歯の表面や周辺の悪玉細菌をやっつけます。

 

【費用】
費用は保険適用外になってしまうので10万円前後と高額なのが難点ですが、全国200以上の歯科で受診することが出来るそうです。

 

まずは、歯科医院に行き口の中をきれいにクリーニングしましょう!そのとき口の中の細菌も調べてもらいましょう。

 

■朝起きて直ぐに水は飲まないほうが良い
寝て起きたときの口の中は細菌がいっぱい!歯を磨くか、一度うがいしてからお水は飲みましょう。